カテゴリー別アーカイブ: El Celler de Can Roca

たまねぎ入れる派?入れない派?トルティージャの材料にこだわるスペイン人。

みなさん、スペインよりこんにちは。

2015-05-23 15.24.37

スペイン風オムレツと日本で呼ばれるスペインのトルティージャ。ジャガイモが沢山入ったオムレツです。スペインバルでは定番のタパスですね。

材料はいたってシンプル。じゃがいも、卵、オリーブオイル、塩少々。

そして、玉ねぎ。バルで注文すると炒めた(または、ジャガイモと一緒にオリーブオイルで揚げた)玉ねぎが入っている時と入っていない時があるんですが、「玉ねぎ入ってる?」と聞くスペイン人は意外と多く、「入れる派」と「入れない派」に分かれます。スペイン語ではcebolla caramelizadaと呼ばれる甘く炒めた玉ねぎが入っている場合もあります。

エルパイス紙のフードブログ「El Comidista(エルコミディスタ)」にもこんな動画がありました。スペインの有名レストランシェフ26人それぞれに、どちら派かインタビューする動画です。結果は23対3で分かれました。動画をご覧ください!

”¿Tortilla de patatas con o sin cebolla? Los chefs responden”
http://elcomidista.elpais.com/elcomidista/2015/11/04/articulo/1446675453_825793.html

インタビューには、マドリードのミシュラン2つ星レストランClub Allard(クラブアジャード)のMaria Marteシェフ、
エルブジのフェランアドリアシェフの弟、アルベルトアドリアシェフ、
サンセバスチャンの3つ星Arzak(アルサック)のXavier Gutierrezシェフ, Elena Arzakシェフ、
フェランアドリアシェフの弟子でバルセロナにレストランDisfrutar(ディスフルタール)を最近オープンしたEduardo Xatruchシェフ、Oriol Castroシェフ、
3つ星レストランSant Pau(サンパウ)のCarme Ruscalledaシェフ、
サンセバスチャンの世界8位にランクインしたレストランMugaritz(ムガリッツ)のAndoniAdurizシェフ、
そして世界一レストランと称されたEl Celler de Can Roca(エルセジェールデカンロカ)のJoan Rocaシェフも答えています。

「玉ねぎ入れる派」VS「入れない派」の他にも、「卵は半熟ぐらいまでしかで火を通さない派」VS「しっかり中まで派」という他のこだわりもあるトルティージャ・デ・パタタス。あなたはどちら派!?

 

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日本初上陸!12月第1日曜日、2016年第3日曜日は代官山朝市に出店します!詳細はこちら

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⬛︎<本物探しの旅>シリーズについて
<本物探しの旅>シリーズは、偽りのオリーブオイルが市場で販売されていると騒がれる中、「本物のオリーブオイルはどういうオリーブオイルか」深く知る必要があると思った筆者が、マドリードにて自分の体験を通してレポートしています。
ín
<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル
<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO
<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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有名レストランシェフの冷蔵庫の中身を大公開!新書「Inside chefs’ fridges」

スペインより、こんにちは。

日本で放送されている「世界の日本人妻は見た!」でも、必ずある「冷蔵庫拝見」のコーナー。各地のローカルな食べ物だったり、毎日食べている常備食が冷蔵庫には入っています。

今週のエル・パイス紙の記事では、新書「Inside chefs’ fridges」の紹介がありました。本のタイトルはずばり「シェフの冷蔵庫の中」。世界のミシュラン星レストランシェフや有名シェフ40人の家の冷蔵庫の中身を一気に公開している本です。

Insidechef
(写真はhttp://elcomidista.elpais.com/elcomidistaより)

この本の製作プロセスにおいては、インタビュー拒否をしたシェフも多かったとか。確かに恥ずかしいと思う人も多いかもしれませんね!

スペインからも、2015年世界レストランランキング第1位に輝いた「エル・セジェール・デ・カン・ロカ(El Celler de Can Roca)」のジョアン・ロカシェフやバスク地方の世界8位のレストラン「ムガリッツ(Mugaritz)」のアンドニ・アドゥリスシェフ、マドリードで唯一のミシュラン3つ星レストラン「ディベルショ(DiverXo)」のダビッド・ムニョスシェフが冷蔵庫の中の写真とレシピをシェアしています。

ダビッド・ムニョスシェフの冷蔵庫の中の写真がこちら。

オーガニックの卵、パルメザンチーズ、タイ料理に使われる辛いシラチャーソースなど。シェフはきっとレストランの厨房でしっかり料理をするためでしょうか、家の冷蔵庫はがらんとしています。スペインのソーセージや生ハム、チーズやワインがなくて少し意外でしたが、こういった食べ物はマドリードのバルでも安くて美味しく食べられるからかもしれませんね!ちなみに、このビールはスペインのマオウビールです。

El Pais紙リンク
http://elcomidista.elpais.com/elcomidista/2015/09/20/articulo/1442775559_579752.html

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⬛︎<本物探しの旅>シリーズについて
<本物探しの旅>シリーズは、偽りのオリーブオイルが市場で販売されていると騒がれる中、「本物のオリーブオイルはどういうオリーブオイルか」深く知る必要があると思った筆者が、マドリードにて自分の体験を通してレポートしています。
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<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル
<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO
<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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スペインのおいしい映画予告編特集!第63回スペイン・サンセバスチャン国際映画祭2015!(後)

みなさん、スペインよりこんにちは。

毎年9月にスペインのサンセバスチャンにて開催されるサンセバスチャン国際映画祭が今年も9月18日〜26日に開催されます。(公式リンク)。

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今年もキュリナリー部門では美食家であれば見逃すことができない「食」をテーマにした映画がたくさん上映予定!

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昨日の記事では、サンセバスチャン国際映画キュリナリー部門がわかる3つのキーワードと、作品の一部をご紹介しましたので、今日はそのつづきです。(その記事を読む→リンク

スペインと日本からの参加作品の内容と予告編を集めました。
きっとスペイン料理が食べたくなる、スペイン旅行がしたくなるのでご注意ください!

【スペイン】

「SNACKS, BOCADOS DE UNA REVOLUCIÓN」
制作:Verónica Escuer , Cristina Jolonch
スペイン料理の歴史を見直し、過去・現在・未来を追うドキュメンタリーです。フェラン・アドリア、ダニエル・ガルシア、ジョアン・ロカなどスペインミシュラン星レストランシェフのインタビューをもとに作られています。

「SNACKS, BOCADOS DE UNA REVOLUCIÓN」予告編

「Perfect Protein」
制作:Caterina Barjau Dachs(OCEANA) , Rafael Jorge Martínez Pardo
世界の水産資源を守ろうという主旨の「Save the Oceans Feed the World」キャンペーンでは世界のトップシェフ20人が集まり、これからどのように自然と共存していくべきか考えました。水産資源保護団体OCEANAによるドキュメンタリーです。

予告編リンクhttps://vimeo.com/120353323

「SAGARDOA BIDEGILE」
(英:Cider Stories)
制作:Bego Zubia Gallastegi
バスク地方の伝統的なリンゴ酒「シドラ(シードル)」にまつわるドキュメンタリー。地元の人にとってシドラは「ただのリンゴ酒」ではなく、歴史的文化的な象徴があるようです。

「BRASA」
(英:Hot Coal)
制作:Xabi Gutiérrez Márquez
「炭」をテーマにXabier Gutiérrezシェフ、アーティストのJuan Vich, ミュージシャンのAnder Fernández、プロデューサーのPello Gutiérrezが語る4つの異るストーリー。

5感で味わう豪華セット:映画上映+有名シェフのディナー
予告編を見ているだけで、お腹がすいてきた人もいるかもしれませんが、このキュリナリー部門では、映画上映後にバスククリナリーセンターにて、世界の有名シェフによるディナーイベントの映画とディナーのセットチケット(67.2ユーロ=135円換算で約9000円)も販売しており、予約受付中です。詳しくはこちらのページをご覧ください。

【日本】
日本からもこの部門では3作品上映が予定されています。

日系アメリカ人であるエリック・シライ監督による日本酒ドキュメンタリー「酒の誕生(THE BIRTH OF SAKE)」。創業明治3年の石川県白山市にある「吉田酒造店」の伝統に密着した映画。キックスターターによる資金募集により制作。
予告編リンクhttps://vimeo.com/70251489

3人の日本酒プロフェッショナルが主人公の小西未来監督の日本酒ドキュメンタリー「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」京都府久美浜の“木下酒造”で日本初の杜氏を務めるフィリップ・ハーパー、アメリカ人日本酒伝道師ジョン・ゴントナー、「南部美人」5代目蔵元久慈浩介が世界に伝えたい日本酒の魅力とは?
予告編

五十嵐大介による漫画が原作、橋下愛主演映画「リトル・フォレスト(LITTLE FOREST – WINTER/SPRING)」
予告編

今年は日本人のインディペンデント映画部門「New Japanese Independent Cinema 2000-2015」もあり、日本酒をテーマにした作品も含め、世界でどのように受け入れられるのか上映後のレビューが楽しみです。

他にもエルセジェールデカンロカと世界1を争うデンマークのレストラン「ノーマ」や、ペルー料理のセビッチェを主題にした映画など、おいしい映画がたくさん。日本公開も今後あるかもしれないので、期待です。

参考サイト:
http://www.sansebastianturismo.com/es/
http://www.sansebastianfestival.com/

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⬛︎<本物探しの旅>シリーズについて
<本物探しの旅>シリーズは、偽りのオリーブオイルが市場で販売されていると騒がれる中、「本物のオリーブオイルはどういうオリーブオイルか」深く知る必要があると思った筆者が、マドリードにて自分の体験を通してレポートしています。
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<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル
<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO
<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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スペイン産エキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」

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スペインのおいしい映画予告編特集!第63回スペイン・サンセバスチャン国際映画祭2015!(前編)

みなさん、スペインよりこんにちは。

毎年9月にスペインにて開催されるサンセバスチャン国際映画祭があと3週間後の9月18日〜26日に開催されます。(公式リンク)。

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今年もキュリナリー部門では美食家であれば見逃すことができない「食」をテーマにした映画がたくさん上映予定!

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サンセバスチャン国際映画祭がわかる3つのキーワード

グルメ都市、サンセバスチャン
会場のサンセバスチャンはスペイン・マドリードから車で約4時間のグルメ都市で、ミシュラン星レストランが集まっている都市、また「ピンチョス(タパス料理のこと)」のバルがたくさんあり、美しい海の景色とおいしい料理を満喫できる魅力的な都市です。

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バスク・クリナリー・センター(Basque Culinary Center)と呼ばれる料理学校では世界のトップレベルのシェフを輩出する料理教育を受けることができ、スペイン国内外の有名シェフが講師として招かれ、伝統的な料理方法から最新技術を利用した「分子ガストロノミー(モレキュラー料理/Molecular Gastronomy)」といった革新的な料理方法まで、総括的なプロの料理人を育成します。

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サンセバスチャン国際映画祭キュリナリー部門
「キュリナリー」とは英語で「料理」を意味していて、「食」や「料理」をテーマにした上映作品が並ぶ部門です。今年で5年目になるサンセバスチャン国際映画祭のキュリナリー部門は、ベルリン国際映画祭や東京ごはん映画祭とのコラボレーションがあり、スペインのみならず世界各国の映画が参加しています。今年は長編映画13作品、短編映画4作品と去年より増えて計17作品の参加です。


Thomas Struck(ベルリン国際映画祭キュリナリー部門“Culinary Cinema”ディレクター)
Joxe Mari Aizega(バスク・クリナリー・センターディレクター)
José Luis Rebordinos(サンセバスチャン国際映画祭ディレクター)

第63回サンセバスチャン国際映画祭(2015)
Culinary Zinema: Cine y Gastronomía
公式リンク
キュリナリー部門の公式予告編

この記事ではスペインからの参加作品の内容の一部と予告編を集めました。
きっとスペイン料理が食べたくなる、スペイン旅行がしたくなるのでご注意ください!

【スペイン】
「COMER CONOCIMIENTO」
(英訳:KNOWLEDGE-EATING)
制作:Luis Germanó , Toni Segarra , Jorge Martínez
幻のミシュラン星レストラン「エルブジ」のフェラン・アドリアシェフが独自の料理研究方法を公開した展示会「Auditando el proceso creativo」(マドリードで開催されたこの展示会の記事リンク)。その際に特別イベントとして行われた夕食会のドキュメンタリー。

フェラン・アドリアシェフ
ElBulli Ferran Adria

動画はフェラン・アドリアシェフのプロジェクトを協賛しているBBVA銀行によりオンライン公開されています。なかなか料理関係の映画は特別イベントでないと公開がなく、首都のマドリードでも限定公開が多いので、ファンには嬉しいです。自動字幕はスペイン語です。
「COMER CONOCIMIENTO」本編

「COOKING UP A TRIBUTE」
制作:Luis González , Andrea Gómez
世界1に選ばれたスペインレストラン「El Celler de Can Roca/エル・セジェール・デ・カン・ロカ」のドキュメンタリーです。メキシコ、ペルー、コロンビアなどの南アメリカ諸国を訪れ、現地のローカルな食材を使って、カンロカ兄弟シェフの考える南アメリカ料理を披露しました(詳しい内容は過去の記事リンクへ)。
+ディナーイベントあり

「COOKING UP A TRIBUTE」予告編

「 A TRAVÉS. MUGARITZ, INTUYENDO UN CAMINO」
(英:OFF ROAD. MUGARITZ, FEELING A WAY)
サンセバスチャンにあるミシュラン2つ星レストラン「ムガリッツ」のドキュメンタリーです。今年の6月に発表された2015年度の世界のレストランランキング50では第6位でした。
*アンドニ・ルイス・アドゥリスシェフによるディナーイベントあり

「COCINANDO EN EL FIN DEL MUNDO」
(英:COOKING AT THE WORLD’S END)
制作:Alberto Baamonde Bello
スペイン・ガリシア地方のの料理研究家グループ「El Grupo Nove」が求めるガリシア料理は、伝統的な料理法を新たに研究し、現代の感性を融合させたもの。伝統とモダンの狭間で料理家の問うスペイン料理とは?

「COCINANDO EN EL FIN DEL MUNDO」予告編

世界の美食家が集まるスペインのレストラン。映画を見たら、ますます行きたくなります!
明日は残りのオススメ映画の紹介です。お楽しみに!

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⬛︎<本物探しの旅>シリーズについて
<本物探しの旅>シリーズは、偽りのオリーブオイルが市場で販売されていると騒がれる中、「本物のオリーブオイルはどういうオリーブオイルか」深く知る必要があると思った筆者が、マドリードにて自分の体験を通してレポートしています。
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<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル
<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO
<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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【世界の日本人妻は見た!にも登場した白ボトルのデザインが新鮮なオリーブオイルはこちら】
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スペイン産エキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」

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ベルリン国際映画祭で公開されるスペインミシュラン3つ星レストランのドキュメンタリー「Cooking up a Tribute」!

2015年2月5日から2月15日まで開催される
ベルリン国際映画祭に、スペインミシュランガイドで
3つ星を保持する「El Celler de Can Roca
(エル・セジェール・デ・カンロカ)」が
ドキュメンタリー映画を発表することになりました。

名前は、「Cooking Up a Tribute」
直訳は「トリビュートを料理する」ですが、
「アメリカに捧げる(トリビュート)料理を作る」
という意味のタイトルです。

Poster

「El Celler de Can Roca」といえば、
昨年は惜しくもデンマークの「Nomaノーマ」に
レストランランキング世界1位の座を奪われ、
現在は世界2位となっていますが、
2013年にはレストラン世界ランキング1位を
受賞しているスペイン最高峰のレストランです。

このレストランはスペイン・カタルニア地方のジローナにある
カンロカ三兄弟の経営するレストランです。
それぞれ異なる役割を持つ3兄弟でなりたっています。
長男のジョアン氏(下の写真右)はシェフ、
次男のジョセップ氏(下の写真中央)はソムリエ、
三男のジョルディ氏(下の写真左)はパティシェを
担当しています。

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この映画は昨年の夏に3兄弟がアメリカ大陸へ
5週間旅行し、アメリカ、ペルー、コロンビア、メキシコなど
各地の野菜や果物、魚介類や肉類を研究し、
短期間の「El Celler de Can Roca」特別メニューを
新しく製作し披露したという国際的な視野のある
プロジェクトをドキュメンタリーにまとめた作品です。
という訳で、「アメリカに捧げる(トリビュート)料理を
作る」というタイトルがついています。

5週間で周った都市の数は6都市、
各国でのメニュー制作には、
200種類の野菜、果物、肉・魚が使われ、
料理のメニューにあう29種類の異なるワインが選ばれ、
披露されました。
この期間に全体で約2700人の業界関係者や美食家が
「El Celler de Can Roca」のメニューを試食し、
その中でもメニューは新たに約56品作られ、
現地の文化にあうように改善し披露されました。

twitter can roca (Twitter @Montagud1906 さんより)

スペインの高級レストランシェフは、
1年のうち長めのお休みをとっていろいろな国へ
修行や研究を兼ねて旅をし、また自国に戻り
その休み期間に得た経験を生かしてまた新しい取り組みに
チャレンジするとよく耳にします。

スペインの幻レストラン「エルブジ」のフェランアドリア氏も、
1年のうち半年間はレストランを閉店して、
その期間中例えば日本に行って和食や
日本の野菜の研究をしたりしていました。
フェラン・アドリア氏のオブラートを使った料理は有名ですが、
日本の文化の影響を受けてこの料理が生まれたと
いう秘話を聞き、日本の和食のみならず、文化そのものが
世界の有名シェフに与えている影響が大きいということを再認識します。

この映画では、カンロカ・トリオが選んだ
13人の奨学金を受けている研修生も撮影に出ています。
過去には7000人もの研修生をトレーニングしたという3兄弟。
スペインのグルメ業界への貢献度がうかがえます。

「El Celler de Can Roca」が映画を発表するのは初めてではなく、
昨年には「El Somniエルソムニ」という
80人のアーティストを招いて
特別ディナーメニューを披露した模様をまとめた
ショートフィルムを、東京・大阪で開催された
「ラテンビート映画祭」で発表し、
ソムリエのジョセップ氏が東京で舞台挨拶をしました。

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「エルソムニ」は詳細には、
「5感を使うグルメ体験」というテーマをもとに、
飲食だけではなく、ディナーの行われる
ダイニングルームのデザインや、
BGM、テーブル背後にあるスクリーンでのイメージ上映など、
視覚、聴覚などの5感で総合的なアートとしてのガストロノミー・スペクタクルを提供するという試みでした。
(詳細記事はこちらからどうぞ→
https://travelingandeating.wordpress.com/2014/10/25/elsomni/)

去年のサンセバスチャン国際映画祭でも、
「東京ごはん映画祭」がオフィシャル・
パートナーシップを締結し、「美食部門」と呼ばれる
キュリナリー・シネマ部門の表彰があったり、
食やグルメをテーマにした映画は最近増えています。
スペインのレストランや食文化が映画を通して
世界のオーディエンスに届くことは
とても面白い企画だと思います。

現在日本公開は未定のようですが、
こちら予告編です。どうぞご覧ください。

参考記事:
http://www.gastroeconomy.com
http://www.telecinco.es
http://www.four-magazine.com

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