スペイン3星レストラン「DiverXo」プロデュースの短編映画「XOw」が発表されました!

スペイン3つ星レストラン「DiverXo」(ディベルショ)は単なる3つ星レストランではありません。若干30代前半のモヒカンシェフ、David Muñozダヴィッド・ムニョス氏は常に新しいアヴァンギャルドなことに挑戦し、先月も自身のレストランをフィーチャーした短編映画を発表したばかりです。

XOw-2

ミステリー館を思わせるような明かりの暗い部屋に招かれた6人のゲストが、ダヴィッド・ムニョスシェフのコース料理をどのように堪能していくか、かなりクレイジーな短編映画ですが、スペインのアジアンフュージョン高級料理の壁をたくさん破ってきたシェフらしい仕上がりです。

見る前に、言っておきたいことといえば、
⒈ レストランを紹介する映画というより、レストランのコンセプトを肌で実感させるような映画です。
⒉ スリラー&ミステリー&グロテスクな要素が含まれていますので、あしからず。

マドリードのミシュラン3つ星レストランの短編映画はこちら↓

その名も、「XOw(ショー)」。
スペクタクルという意味の「ショー」とかけていて、
このレストランにいくということは
「ショーを見に行くように5感でこのレストランの料理を体験してほしい」というメッセージが表れています。

ElXow1

映画の中の6人のゲストたちも、最初はナイフとフォークで食べていますが、コースが始まりどんどんムニョスワールドに引き込まれていき、最後にはお皿に残ったソースまで舐めたり、手でつかんで食べたり、狂ったように食べています。美味しいものに貪欲なカスタマーが続々とこのレストランの虜になっていくことを表しているのでしょうか。

el-xow-david-muñoz-diverxo-restaurante
この写真を見れば、どのようなシェフ兼アーティストかわかっていただけると思います!

この短編映画をみて、実際にこのシェフのてがけるクレイジーなコース料理を体験したい方は、NH Eurobuildingホテル内のレストラン「DiverXo」へ。メニューは145ユーロ、200ユーロと2種類あり、ウェブから「チケット」予約、また最近から予約代金前払い(60ユーロ)のシステムに変わったようです。

ダヴィッドムニョス氏の高級料理は、アートでありお皿の盛り方や色彩などデザインが常に重要だと言えます。この短編映画をとって、ますますデザイン要素が強化され、今度どのような新しいレストランを展開していくか、どのようなユニークなプロジェクトを立ち上げていくのか楽しみです。

広告

スペインのミシュラン星レストランプロデュースの映画「エル・ソムニ」公開!

スペインには数々のミシュラン星レストランがありますが、最近気になる映画が発表されました!
1つは、世界ランキングで堂々の1位を何度も受賞しているカタルニア地方にあるレストラン「El Celler de Can Rocaエル・セジェール・デ・カン・ロカ」の「El Somniエル・ソムニ」。

el-somni-poster-cat1

このレストランは、カンロカ3兄弟が務めており、今年はワールドツアーで各地を周り、テイスティングイベントやレクチャーなど色々なマーケティングキャンペーンを行っています。今回東京・横浜で行われている「ラテンビート映画祭2014」の一部として、このレストランプロデュースの映画「El Somniエル・ソムニ」が10月8日から公開されました。ソムリエを務めるジョセップ・ロカ氏が来日し、オープニングセレモニーを行った模様。公式サイトはこちらです。

予告編はこんな感じ。

映画の詳細(ラテンビート映画祭より)

バルセロナ郊外にある世界有数の高級レストラン「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」のシェフ、ロカ三兄弟が作り出す芸術的料理の数々を、幻想的な映像と、魅惑的なオペラで表現。「夢の始まり」「宇宙」「海の中」「求愛」「戦争」等、12のコンセプトから生み出される芸術的料理の世界が、極上の音楽&ポエムとともに描き出される。ジャンルにとらわれない芸術世界に観客を導く、究極の美食ドキュメンタリー。

CellerDeCanRoca-coquo-20

ジョセップ・ロカ氏プロフィール

兄ジョアンと弟ジョルディと共に、ミシュランの3つ星レストラン「El Celler de Can Roca」を経営。そのほか、ロカ3兄弟がプロデュースするレストランスペース“RocaMoo”とバルスペース“RocaBar”からなる「Roca Barcelona」(バルセロナのホテル・オム内)や、パーティー用の一軒家レストラン「Mas Marroch」で活動する。また、ソムリエとしてワインの普及・教育にも力を入れている。スペイン産業観光商務省より観光功労者として表彰もされている。

空中に舞うレシピデザイン「Floating Ingredients」!

もう10月に入り、マドリードも秋らしくなってきました!

よくFacebookやツイッターで投稿されるレストランや食べ物の写真を見て「おいしそうー!」と思うことが多い私ですが、今日は普段見慣れている「出来上がった料理」の写真ではなく、「調理される前」の段階の各素材が空中に浮かんでいるレシピデザインの紹介です。

英語のシリーズ名は「Floating Ingredients」(浮かんでいる素材」。

http://noraluther.com/Recipes-1

http://noraluther.com/Recipes-1

http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1

シリーズをまとめた作品集はこちら。

http://noraluther.com/Recipes-1
http://noraluther.com/Recipes-1

ベルリン出身のドイツ人デザイナーNora Lutherさん監督、Pavel Beckerさん撮影によるデザインです。

Nora Luther pavel becker

「調理後の出来上がりイメージは、見る人の想像にお任せ」ということですが、各写真がどの料理に仕上がるか想像できますか?

リンク:
http://noraluther.com/Recipes-1
http://beckerpavel.de/index.html

<マドリッド>ミシュラン3つ星シェフの手がけるカジュアルダイニング「StreetXo」

マドリッドでの唯一ミシュラン3つ星レストランに輝いたモヒカンシェフ、David Muñozダヴィッド・ムニョスシェフのレストラン「DiverXoディベルショ」。このレストランと同じスタイルのカジュアルダイニングが今マドリッドのグルメ派の中で注目をあびています。よく海外の道ばたでトラックで売っているようなストリートフードをイメージしたお店のテーマなので、名前は「StreetXoストリーショ」。場所は、Gran Víaグランビア通り、 メトロCallaoカジャオ駅にある高級デパート、「El Corte Inglésエルコルテイングレス」の9階のグルメコーナーGourmet Experienceにあります。

Gourmet-Experience-ElCorteIngles-Callao-tienda-1

エルコルテイングレスの最上階は高級食品やグルメ商材のおみやげが各種そろっていて、スペインのワインやオリーブオイル、はちみつやお菓子など品揃えが豊富です。

 

Gourmet-Experience-ElCorteIngles-Callao-zona-comun

 

人がいないときはすごく広く感じますが、平日午後8時以降のディナータイムや、週末はかなり混み合います。先日ある日曜日に行ってみると、隣のメキシカン料理のレストランや、テラスのバーは通常通りオープンしていますが、「StreetXo」は午後8時半から営業とのこと。たくさんの人が開店時間を待っていました。週末は夜1時まで、平日は12時まで開店しています。

StreetXo1

写真にある通り店内はほとんどの人がスタンディングで食べる形式で、何席かスツールがありましたが、キッチンを囲むようにしてあるU字のバーテーブルは約5組ぐらいしか入らないため、その他テイクアウトをしているお客さんも大勢いました。ストリートフード同様、フォーク、スプーンはプラスチック、お箸も使い捨て。

StreeXo3

イビサ島のクラブにいるような音楽をがんがんに鳴らして、5−6人いるシェフの料理する姿をオープンキッチンですべて見ることができます。若いシェフが多く、それぞれ鉄板、オーブン、炒め物、レジなど作業を手分けし忙しく調理します。メニューは12−20ユーロで、「ストリートフード風」とはいえども、ミシュラン3つ星の雰囲気は写真をご覧の通り、目で楽しみ、味わうことができます。今回のメニューは次の通りです。

StreeXo_PadThai

Pad Thai versision paella オムライス風の卵の下には、スペイン風パッタイがあります。鉄板で焼くパッタイ焼きそばにライムをかけて、卵をくずして混ぜながら食べます。

StreeXo_PezMantequilla Tataki

Tataki a la brasa de pez mantequilla マナガツオのタタキ。このレストランの名物らしく、たくさんオーダーが入っていました。

StreeXo_Sandwich

 

Sandwich 肉まんのような中に肉の入った中国風パンに野菜、ルコッタチーズ、ウズラの卵焼き、七味唐辛子で仕上げてあります。

StreeXo_ChiliCrab

Chili Crabシンガポール料理より、蟹チリ。中国風パンと一緒に。これは、「最後に食べる」定番だそうです。これは、おすすめです!スパイスがたまりません!スペイン人の人は辛い味やスパイス苦手な人が多いですが、高級レストランはなぜかアジアンフュージョンが人気なんです。スペイン料理と全く異なる材料やスパイスを使うから人気なのでしょうか!?

4皿+ワイン4杯で62ユーロ。大満足でした!

<注目情報!>
2015年2月頃にロンドンMayfairエリア近辺にStreetXoの海外1号店がオープン予定

StreetXo

住所: El Corte Inglés. Plaza de Callao, 2, 28013 Madrid                                 最寄り駅: Callaoカジャオもしくは、Solソル駅

 

マドリッドの有名レストランで行われている都市農園・自社農園について

最近、世界ランキング50位に入るような有名レストランの多くが、自社農園で栽培した野菜を使った料理を提供していることが少なくありません。スペインでも、レストランのある土地に古くから伝わる「ローカルな」、そして栽培元が明確な「安心な」食材を提供したいという思いから、この動きが新たに注目されています。

マドリッドの5つ星高級ホテル、Hotel Wellingtonホテル・ウェリングトン内「Las Raíces」のシェフであるFloren Domezáinフローレン・ドメサインシェフは約300平方メートルある都市農園を運営しています。36種類以上もの野菜を栽培。このホテルでは、ミシュラン1つ星日本食レストラン「KABUKI」があることも有名です。NYでは、約6000平方メートルの世界最大都市農園があり、これと比較するとまだまだ小さいですが、マドリッドの建物の規模を考えると、ホテルウェリングトンの都市農園も大きい方だと感じます。(NY Brooklyn農園のリンクはこちら。)

huerto-hotel-wellington1

(Hotel Wellington-Floren Domezáinシェフ。Madriz.comより)

また、今年もっと著名な賞であるPremio Nacional de Gastronomíaを受賞したミシュラン1つ星レストラン「Coque」のマリオ・サンドヴァルシェフも祖父母の代から受け継がれている農園を引き継ぎ、「Gastrogenómica」というプロジェクトを推進しているそうで、このプロジェクトではマドリッドのローカルな野菜を伝承することを主旨としています。

CoqueGastrogenomica

Mario Sandoval “Gastrogenomica”

このプロジェクトはマドリッド市政府農業農村開発機関(Instituto Madrileño de Investigación y Desarollo Rural, Agrario, y Alimentario -IMIDRA)と協力があり、マドリッドの古くから伝わる味、また最良の味を伝承するため、伝統的な味を守る農家に種の収穫を依頼し、スペイン唯一の貴重な野菜のDNAレベルでの品種開発を行っています。サンドヴァルシェフによると、「最近の野菜は味がうすく、前と比べて風味が消えている」そうで、レストランのあるマドリッド郊外のHumanesウマネスにオーガニックの野菜を育てている農園を所有しています。よりフレッシュで、野菜の本来の香りを最大限に持っている野菜を栽培しているそうです。さすが、ミシュラン1つ星レストランシェフです。

Mario_Sandoval-370x241

他にも、自社農園を運営しているレストランはこちら。

Andoni Luis Aduriz (世界ランキング第6位、サンセバスチャンにあるミシュラン2つ星レストランMugaritz)

0mugaritz

Estanis Carenzo( ミシュラン3つ星のDiverXoのモヒカンシェフDavid Muñozがよく話すアジアンフュージョンのレストランSudestada)

Rodrigo De la Calle(ミシュラン1つ星レストラン)Rodrigo-de-la-Calle-3-1

Fernando del Cerro Chef (ミシュラン1つ星レストランCasa José,  Aranjuez)

La Manduca de Azagra(マドリッド市内のレストラン)

La Manduca

Punto MX(ブログでも紹介したメキシカンレストラン)

puntoMXchef

Javier Muñoz-Calero Chef La Cantina, Tartan Roof(ブログでも紹介したレストラン/屋上テラス席のバル)

tartan roof

マドリッドは少しドライブするとすぐ郊外に入り、自然の豊かな都市なので、たくさんのレストランが自社農園を持つことは理にかなっていると思います。スペイン国内で美味しい野菜を栽培すること、また農業が新たに注目されていること、スペインで大事なセクターである農業と観光業に力が入り、嬉しいことです!

LINK:http://www.madriz.com/restaurantes-que-te-llevan-al-huerto/

http://www.lavanguardia.com/ocio/20110304/54123506513/la-gastrogenomica-o-la-recuperacion-del-sabor-original-de-los-alimentos.html