<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」

⬛︎<本物探しの旅>シリーズについて
<本物探しの旅>シリーズは、偽りのオリーブオイルが市場で販売されていると騒がれる中、「本物のオリーブオイルはどういうオリーブオイルか」深く知る必要があると思った筆者が、マドリードにて自分の体験を通してレポートしています。
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<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル
<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO
<本物探しの旅③>マールさんのスペインエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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最近スペインエキストラバージンオリーブオイルについて書いています。

マールさんのエキストラバージンオリーブオイル
3回目の今日は、マールさん監修のスペイン産エキストラバージンオリーブオイルについてです。マール(Mar Luna Villacañas)さんはマドリードでオリーブオイルソムリエ育成の学校を経営しているスペイン政府認証のプロのオリーブオイルソムリエ講師です。オリーブオイルソムリエスクール「Escuela Europea de Cata de Aceite y Oleocultura」については、こちらの記事をご覧ください。(→リンク

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高品質エキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」
さて、マールさんの授業を受講中に出会ったこのエキストラバージンオリーブオイル「ラルケリア」。テイスティングをした際に「これこそ、今まで探していた商材だ!」と確信しました。テイスティングコースで約30種類ぐらいのオリーブオイルを試飲。以前日系商社で勤務していた際に訪れた食品見本市でも、オリーブオイルはスペイン国内のたくさんの種類をテイスティングをしています。私はその中でも、このオリーブオイルが1番美味しいと思い、マール講師に商品の詳細を聞きました。聞いたところ、実はマールさんが監修していることが判明!

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(写真上:マールさん、写真下:ラルケリアオリーブオイル)
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マールさんは、自分が監修しているこのオリーブオイルに関して、謙遜して「このオリーブオイルは世界1だ」というような売り文句は絶対にいいません。「世界1だ」とはいいませんが「エキストラバージンオリーブであるという高品質保証と農薬などを使わずに環境に配慮した栽培方法をしていることは絶対に保証できる」と言います。これは重要点で、海外のオリーブオイルが日本に輸入されるときに1番心配なことが、本当に品質が保証されたエキストラバージンオリーブオイルであるかということ。エキストラバージンより低いカテゴリーのオリーブオイルが「エキストラバージン」の「嘘」のラベルで販売されていることが記事にもなっています。

→「偽物のエキストラバージンオリーブオイルが市場に出ている」記事はこちらから

プロのオリーブオイルソムリエであり、スペイン国内外のオリーブオイル生産者を育て、コンサルティングをするマールさんが監修するエキストラバージンオリーブオイルのその品質や価値は、味はもちろん受賞歴をみたら納得。十分「世界一」と言える高級レベルのオリーブオイルです。マールさんがオリーブの栽培・生産・品質管理と全てのプロセスにおいて今までの経験を注いでできた宝物。このオリーブオイルとの出会いも、マールさんとの出会いも一期一会だと思うので、ぜひこのブログを今日読んでくださっている方にも、ぜひ紹介させてください。

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生産地はバレンシア地方のアリカンテ
アルマサーラ・ラ・アルケリア(Almazara La Alquería)の生産地はバレンシア地方・アリカンテにあるMuro de AlcoyのSierra de Mariola自然公園。自然公園という自然環境抜群のオリーブの実を搾ってできているエキストラバージンオリーブオイルは、まさにオリーブの「生100%ジュース」ともいえるフレッシュな食品。40ヘクタールという規模で農薬や化学肥料を使用せず、より自然で健康に良い栽培方法を選んでいます。

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(アリカンテはここ。この地図はクリックすると拡大します)

単一種類の高級エキストラバージンオリーブオイル
オリーブの種類は2種類あり、この地方原産のブランケータ種とアルファファレンカ種を生産。この種類はあまり日本では目にしない種類だと思った方も多いはず。この種類は、スペインでもバレンシア地方でしか生産がされていない希少種で、ブランケータ種に関しては、このオリーブ農園が生産の約9割を占めています。単一種類でこの2種の高級エキストラバージンオリーブオイルを生産するのは、この地方でもアルマサーラ・ラ・アルケリアのみ。

<単一種類のオリーブオイルとは>単一種類のオリーブオイルとは、一種類のオリーブの実からできているオリーブオイルのことをさします。1種類のオリーブの実を搾るので、収穫時のオリーブの実の状態と搾油時の実の状態が勝負。自然公園という環境で育っているオリーブは、やはり違います。

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バレンシアDOP認証と世界各国で金賞受賞
ラ・アルケリアのオリーブオイルはバレンシア州保護原産地呼称(DOP)の認証が付いています。この認証がついた生産者の中でも、ラ・アルケリアのオリーブオイルは特別で、毎年世界のオリーブオイルコンクールで金賞を受賞しています。例えば、イスラエルTerraOlivo金賞、プレスティージ・ゴールド賞(金賞のさらに上の賞)、アルゼンチンOlivinus 金賞、ロサンゼルス Los Angeles International Extra Virgin Olive Oil Competition 2014 金賞、Concurso Internazionale Oli Extravergini di Oliva 金賞、またバレンシア州保護原産地呼称のエキストラバージンオリーブオイル最優秀賞を過去に受賞しています。

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<保護原産地呼称とは?>2014年度の時点でスペイン国内には27個の保護原産地呼称(DOP: Denominación de Origen Protegida) があり、原産地、品種、収穫時期、生産過程、ボトリングなどDOP委員会の管理下のうえ生産が行われるため、保証された高品質な商品が誕生します。厳しい生産規則に沿って生産された商品のみ認証がついています。例えばワインにも原産地呼称がついているのと同じようにオリーブオイルにもそういった認証があります。

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品質を保つ生産過程
ブランケータ種とアルファファレンカ種の収穫は毎年10-11月。熟成する前のオリーブのみを早摘みするため、フレッシュな青りんごや切りたての若草のような香りが保たれます。土の上に落ちた傷のついたオリーブは使用せずに、木をゆすりシートの上に落ちたオリーブの実のみを使って、収穫から搾油まで2時間という短時間でオリーブオイルを搾油。温度管理された中で粉砕・撹拌・遠心分離機にかけられてできたオリーブオイルはフィルターにかけられ、酸化が進まないように酸素が抜かれ窒素が注入されたステンレスタンクに保存し、ボトリングし出荷されます。

極少量で貴重なオリーブオイル
通常約5キロのオリーブの実が約1リットルのオリーブオイルになると計算しますが、ラ・アルケリアでは約13キロのオリーブの実から1リットルを搾ります。その差は味わい・風味に顕著に出ていて、上品でバランスのとれた健康なオリーブオイルを出荷しています。2014年の収穫分は分析によると、ブランケータ種の酸度は、0.16度、アルファファレンカ種の酸度は0.2度。エキストラバージンの規定の0.8度をさらに下回る数字が出ていて、健康成分であるポリフェノール、スクアレン、低酸度のすべてが含まれた高品質で健康的な食品です。

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(写真:ケーキやパンの材料としてもオリーブオイルは最適です)

また、栽培・収穫・生産・ボトリングまで全てアルマサーラ・ラ・アルケリア社が実行し、自家オリーブオイルを作っている農家なので、ていねいにまっすぐに生産していることをマールさんから感じることができます。味わい、作り手、ボトルデザインなど総合的に判断し、「このオリーブオイルは本物だ!」と実感しています。

そして、この「ラルケリア・エキストラバージンオリーブオイル」は、まだ日本では輸入されたことがない、日本未上陸のエキストラバージンオリーブオイルです。そこで、「この商材を日本にぜひ届けたい」という思いから、直輸入する準備が進行中です!輸入時期はまだ未定ですが、なるべく早く日本の皆様にお届けしたいと思っておりますので、ぜひまたこのブログに遊びに来てください!法人の方でご興味のある方はホームページ右上「Contact」より、ぜひお問い合わせください。

【情報更新】
2015年6月より販売を開始しています。詳しくは、こちら→https://travelingandeating.wordpress.com/2015/06/02/lalqueria-hanbai/

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<本物探しの旅②>スペイン・マドリードオリーブオイルソムリエスクールEECO

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<本物探しの旅④>EECO「Maestro de Almazara(オリーブ工場マスターコース)」の受講レポート

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スペイン国内に約1800オリーブオイルを生産・販売する会社がありますが、各社それぞれ異なるオリーブオイルの種類やクオリティの違う商材があるので、合計は数千種類オリーブオイルの商材があります。そんな中、「本物のオリーブオイル」を探すには、マドリードの日系商社で培ってきた知識と経験だけではまだまだ足りないと思い、プロのオリーブオイルソムリエを目指して、オリーブオイルソムリエスクールを訪ねました。

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<マドリードにあるオリーブオイルソムリエスクール>
マドリードには、2009年に開校したEscuela Europea de Cata de Aceite y Oleocultura(EECO: エスクエラ・エウロペア・デ・カタ・デ・アセイテ・イ・オレオクルトゥーラ)というオリーブオイルソムリエの学校(http://www.escuelaeuropeadecata.com)があります。スペインでも、私立でオリーブオイルに特化し学校を経営しているのはここだけです。ディレクターは、プロとしてオリーブオイル鑑定士(ソムリエ)の資格を持つマール・ルナ・ビジェカニャス(Mar Luna Villacañas)さん。現在マドリードのすべての授業はマールさんがオリジナルカリキュラムを作成、講師を務めます。

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<目的に合わせてある異なるコースの紹介>
私が受講したのは、Curso Avanzado de Análisis Sensorial del Aceite de Oliva Virgen Extra。このコースは、エキストラバージンオリーブオイル官能分析のアドバンス級コースです。オリーブオイルの香りには、フレッシュなトマトの香り、切りたての若草の香り、アーモンドやナッツの香ばしい香りなどいろいろな香りがあり、ワイングラスまたはテイスティンググラスを手の体温で温めて、香りをチェックながら、どのフルーツや植物に似ているか各自コメントをしながら授業が進みます。

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また、オリーブオイル鑑定士として重要なことは、欠点のあるオリーブオイルを味見し、どのような欠点がどの工程途中で発生したか明確に判断できるようにすることです。例えば、「しっけている状態」、「カビの生えた状態」、「オリーブが発酵している状態で搾られた」状態などなど、約20種類の欠点の違いを自分の鼻と舌で覚えます。ここが、1番難しいところでした。「まずい」オリーブオイルはすぐわかりますが、「どうしてまずいのか」「どの過程でクオリティを失ってしまったのか」判断できるような力をこのコースを使ってレベルアップさせます。

EECO color copa

欠点のあるオリーブオイルの判断がわかってくると、次に上質のオリーブオイルを飲み比べます。色、香り、味を確かめながらどんな特徴があるか、どんな欠点があるか、エキストラバージンかそうでないのかディスカッションをしながら知識を高めていきます。

次に受講したのは、Curso Superior de Análisis Sensorial del Aceite de Oliva Virgen Extra/Sumiller。このコースは、エキストラバージンオリーブオイルの官能分析のスペリアー級コースで、ソムリエコースと呼ばれます。スペイン国内の生産者や販売者、また海外からも生徒が多く訪れる、詳しい知識を養いたい生徒対象のコースです。このコースでもテイスティングを続けて、テイスティングシートを見ながらフルーティーさ、苦さ、辛さなどの特徴を1-10までの数値で表していきます。

何事も経験あるのみ。たくさんのオリーブオイルをテイスティングしていくことで、バランスのとれたエキストラバージンオリーブを選ぶことができたり、オリーブの種類を当てたりする力を養うことできます。オリーブオイルをどのように料理に使ったら相性がいいか、マリダヘの内容もコース内容に含まれているので、エキストラバージンオリーブをかけたアイスクリームやオレンジのデザートなど意外な組み合わせも学ぶことができました。

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そして、この学校では、もちろん初級(Inicio)、またOlivicultura para la excelencia、Maestro de almazara de AOVEs de calidadなどオリーブオイルのアルマサーラ(搾油工場)への見学付きのコースを通してオリーブの実の熟成度を木を触りながら確かめたり、アルマサーラ内を回りながらオリーブオイルを作る工程を勉強するコースもあります。一般参加の生徒よりも、オリーブオイルに携わる仕事をしているプロの参加者が多い為、おなじセクターで働く者同士、市場の情報交換をする有意義な場所であることも、もうひとつの特徴です。今までには、オーストラリア、アメリカ、中国、ドイツ、フランス、ポルトガルなどから参加者が集まりました。

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全体的にアットホームで雰囲気の良いコースですが、内容は専門用語も多くスペイン語をすべて聞き取り理解しなくてはならないので、スペイン語のレベルは上級レベル・ネイティブレベルの方におすすめです。この学校の最大の特徴は、実際にテイスティングをしてから舌で覚えるという実践型のコースで、数多くの違った種類のオリーブオイルを授業を通して試飲できること。普段手に入らないような貴重なオリーブオイルもテイスティングすることができる、貴重なチャンスです。私も無事にコースを修了し、ディプロマを得ることができました。

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<オリーブオイルソムリエスクールのマール代表のプロフィール>
マール講師は、オリーブオイルソムリエスクールのディレクターを務めるかたわら、スペインのエルパイス紙やオリーブオイルの専門誌に記事を執筆、また自身のブログやスクールのブログにもオリーブにまつわる記事を更新し、国際オリーブオイル品評会の審査員も務める活動熱心なオリーブオイル鑑定士です。スペイン政府によるオリーブオイル鑑定士の認証を持っています。スクール以外にも、スペインの大学にて講師を務めるなど、スペインにおけるオリーブオイルの教育(一般の消費者も含め、ワインやオリーブオイルソムリエ、またレストランで働く人や、料理学校の生徒などに向けた教育)に力を入れています。

オリーブオイルテイスティングスクールを受講し、たくさんの低カテゴリーオイル(ランパンテとスペイン語では呼ばれます)、バージン、エキストラバージンを試飲しましたが、やはり美味しかったのは数種のみ。次の投稿では、マールさんが生産・品質管理を行うエキストラバージンオリーブオイルについてお伝えします!本場スペインのオリーブオイルソムリエによるオリーブオイル。どうぞお楽しみに!

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高級デパート、エルコルテイングレス・カジャオ店に新オープン「Chifa Boteco」!

2015年12月にミシュラン3つ星シェフDavid MuñozのStreetXo (ストリーチョ)が、エルコルテイングレスデパート(カジャオ店)のグルメフロアを去り、新しくオープンしたのが、「Chifa Boteco(チファ・ボテコ)」。StreetXoがあまりにも人気で、いつも列ができていたので、次のレストランはカスタマーの期待がやはり高く入りづらいですよね。そこで、新店舗に名乗り出たのは、StreetXoのDavid Muñozも大好きだとコメントしている「Sudestada」を含めたレストラン6軒を代表するシェフ、エスタニス・カレンソ (Estanis Carenzo)氏。新オープンした「Chifa Boteco」は、マドリードの金融機関が多いNuevos Ministerios駅にあるレストランChifa Comedorのカジュアルスタイルのバルです。

2015-02-07 Chifa barra2 21.24.34

オープンキッチンを囲むように、コの字にスタンディングバル&スツール。料理は南アメリカとアジア料理のフュージョンという面白い組み合わせ。実は、スペインでは南アメリカ出身の移民が多い為、多いコンビネーションです。カレンソシェフは、アルゼンチン出身で過去にはフランス、イギリス、アメリカはニューヨーク、日本で料理の修業をした後マドリードで独立。今は、Sudestada、Chifa Comedor、Chifa Boteco、クラフトビールのフードトラックLa Virgen、ピザレストランPicsa などをマドリードにて経営しています。

今回オープンしたChifa Botecoはカジュアルスタイルのフュージョンで、軽く飲んでつまんでというスタイル。もちろん、クラフトビールのLa Virgenもメニューに入っています。お腹がいっぱいになるまでしっかり食べたい人向きではないのであらかじめご注意を(その場合は、レストランスタイルのChifa Comedorをお勧めします。)

メニューは高めかなーと思いながらも、ついつい美味しいので注文してしまいます。

2015-02-07 Chifa Carta20.35.49

シェフにインタビューする機会があったのですが、とても気さくな方で、日本に1年半住んでいた時の思い出や親友は日本人であることなど話してくれました。アジア料理と南アメリカ料理のフュージョンをテーマにするにあたり、何をこころがけているか問うと、本場でその料理を食べた時のセンセーションを違う形で伝えられたら良いと思うと答えました。

(写真左がカレンソシェフです。)

「日本人の食べ方について面白いと思うことは」という質問の答えは次の通り。

「ご飯なしではカレーではない」日本で食べるカレー。日本人は普通カレーと白いご飯はセットで出てきますが、例えばインドやタイではカレーはカレーで、ご飯は頼んだら出てくるというスタイルが普通です。シェフは日本で食べると「ご飯なしではカレーではない」とまでコメントするほど、そのコンビを大事にしていて、スペインでカレーを食べる時もごはんが欲しくなるそうです(これが、伝えたいセンセーションだそうです)。ハンバーグとご飯のコンビも日本にいってから学んだと言っていました。

「何度も繰り返して完璧に近づかせるというその過程が大事」日本人の板前のように、長い時間をかけて自分の作る料理を完璧に近づかせるその道に対する日本人シェフの考え方をとても尊敬しているそうです。例えば、料理一つに限って、ラーメン店であればラーメンのスープを何年も研究を重ね、おいしいスープを提供しているお店が多くあるなど。

「味噌汁は具とだしのバランスが大事」みそ汁は具がたくさん入っていれば良いのではなく、出しやみそ汁の具のバランスが大事であると述べました。具はたくさんある必要がなく、ミニマリストでいいと。

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日本人だと気になるのは、シェフ/ウェイターのそれぞれがかぶる帽子にある2つの漢字。中国語なので、読めなかったのですが、詳しく聞いてみると、そべて音がバルの名前の「Chifaチファ」という音がするそうです!帽子はそれぞれ異なる5種類の中国漢字が縫ってあり、そのうちの2つは実際に存在する組み合わせで意味は、「インスピレーション」、「食べる」。あとの残りは音が合うように中国人の友達に考えてもらったオリジナルの言葉だそうです。

今回食べたのはこちら。肉まんなんだけど、チリソースがかかっていたり、春巻きなんだけどアボカドとグレープフルーツが上にのっていたりというまさにフュージョンです。今度は違うメニューもぜひ食べてみたいと思います。

2015-02-07 Chifa bao 20.42.32
Chori-bao: Pan al vapor, chorizo criollo y salsa de chiles

2015-02-07 Chifa rollito20.51.57
Rollo de verano a la mexicana: Con aguacate y pico de gallo de pomelo

2015-02-07 Chifa tamale20.55.51
Tamalito tailandes: Con pato, servido sobre curry verde picante

2015-02-07 Chifa Johnny21.12.03
Sate Johnny boy: De cordero, encurtidos, mayonesa de ajo negro y patatas fritas

チファでは意外にも日本人のシェフがチームメンバーとして接客をしていました!スペインはもう7年間住んでいるベテラン。ていねいな接客ありがとうございました!

次々と新しいプロジェクトを展開していくカレンソシェフ。将来は日本にも海外進出し、現在そのプランが進行中だと教えてくれました。来年はきっと初めてのミシュラン星ゲットではないでしょうか?

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MadrEATにて、Estanis CarenzoシェフとTricicloのシェフ

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<本物探しの旅①>スペインのエキストラバージンオリーブオイル

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日本でブームが続いているオリーブオイル。
芸能人ではもこみちさんの料理番組や、
「マツコの知らない世界」でもオリーブオイルが
取り上げられたり、健康にも良い食卓を飾る存在の
オリーブオイルです。

実はあまり知られていないのですが、
オリーブオイル生産量が世界で最も多い国は
どこだと思いますか?

意外にも、スペインなのです。
(もう、ご存知だった方、ありがとうございます。)

地中海料理にたっぷり使われるオリーブオイルですが、
日本にも、地中海の国々であるイタリアやギリシャの
オリーブオイルがたくさん輸出されています。

ここ数年オリーブオイルの国際市場では、
多量な数の「偽りのエキストラバージンオリーブオイル」が
流出しており、問題になっていること、
ご存知でしたか?

Tom Muller Book
トム・ミューラー著作:「エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界」という本まで出ています。

ここから、下は真面目な話になってしまいますが、
消費者がこれを知っていることは、健康を考えた上で
大事かなと思うので、少しお話しさせてください。

「偽り」とはどういうオリーブオイルを指すかというと、
オリーブオイルにはその酸度により、
カテゴリーがついているのですが、
一番体に良いとされる「エキストラバージン」と
呼ばれるオリーブオイルは、
日本ではそうラベルが付いていても、
原産地ではただの「バージン」であったりするということです。
また、例えばオリーブが育った原産地がスペインであっても、
ボトリング(瓶詰め)がイタリアだったため、
「メイドインイタリー」の表示があったりということです。

実際に、
この「偽りのエキストラバージンオリーブオイル」に関して
日本オリーブオイルソムリエ協会多田理事長のシリーズ記事が
日経新聞オンラインにも掲載されているので、
詳しくはこちらをごらんください。

リンク

この記事には、日本にて毎年開かれる
ジャパンオリーブオイルコンテストに出品された商材の
3割がエキストラバージンのカテゴリーに
そぐわないより低いカテゴリーのオイルだったと書かれています。

3割って結構多いですよね。
おおよその話、3本オリーブオイルがあったら、
そのうちの1本はもしかしたら、エキストラバージンでは
ないかもしれない、ということです。

そんな中、日本に輸入されているオリーブオイルの中で
この偽りのエキストラバージンであったらと考えると、
健康に良いと思って購入していても、
早い話、効力がないというわけで。。。

そこで、
私はスペインのエキストラバージンオリーブオイルの中でも、
どのオリーブオイルが本当に「エキストラバージン」と呼べる
本物の商材か探してきました。
そして、もちろん「美味しい」と思えるオリーブオイルを。

スペイン在住としては、「本物を届けたい」と思うわけです。

しかし、スペインには生産者がたくさんいるので、
まさにそれは宝探し。

続きは、次回の投稿でお伝えします。

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「エルブジ」のフェラン・アドリアが、シルクドゥソレイユと夢の共演!

去年の記事で、少しお伝えしていましたが、スペインの幻のレストラン「エルブジ (ElBulli)」の天才シェフ、フェラン・アドリア(Ferran Adrià)がスペイン・イビサ島のホテルレストランにてショーを演出をすることになりました!

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その詳細を心待ちにしていたのですが、コラボレーションする相手はなんと、ケベックのサーカスグループ「シルクドュソレイユ」。超一流シェフの料理x芸術にあふれるサーカスグループの魔法と音楽x今までにないスペクタクル。まさに芸術家の集まりに飛び込むようなスペクタクルですが、どのような演出になるのか、今からワクワクしてきます。

(フェラン兄弟シェフは演出なので、写真のようにサーカスをするというショーではありません。念のため!)

噂されるショーのオープンは5月29日。スペイン時間でいうと、おそらく遅れる可能性ありですが、夏にオープンと考えて間違いなし。会場はスペインに来たら1度は行ってみたい夢の楽園イビサ島のイビサ・グラン・ホテル(Ibiza Gran Hotel)。夏はイビサ島を訪れる最適なシーズンです!

ショーの名前は、「ハート(Heart)」です。演出はフェラン・アドリア、弟シェフのアルベルト・アドリア (Albert Adrià) とシルクドュソレイユの創設者であり最高責任者のギー・ラリベルテ (Guy Laliberté)。この3人は10年間もかけてこの新しいスペクタクルのアイディアを練ってきたそうです。

このスペクタクルは3部構成と発表されています。

①バラカ (Baraka)
今スペインでトレンドになっている「ストリートフード」でヒッピー&シックをテーマに国際色豊かな料理が披露します。これは、もちろんフェラン・アドリア監修によるものです。「エルブジ」レストランはもう閉店してしまいましたが、また違う場所で違うセッティングでフェラン・アドリアの料理を食べる機会は本当に稀だと思います。

②ワークショップ (The Workshop)
アート、音楽、料理を融合させたパフォーマンス。プロジェクターを使って、来場者のビジュアルセンスをくすぐり、アヴァンギャルドな音楽と料理で会場をあっと驚かせるようなステージになるそうです。

③ラ・ボイテ (La Boîte)
ライブ・コンサート、ライブ・アート、最高級の料理とドリンクでしめくくる第3ステージの詳細はまだ詳しく発表されていません。サプライズにとっておきたいと思います!

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Drink the Canvas (キャンバスを飲む)
Touch the Sound (音に触れる)
Taste the Music  (音楽を味わう)
Paint the Rhythm  (リズムを描く)

上のキャッチフレーズは、公式ウェブサイトにあるイメージからとったものなのですが、新しいスペクタクル「ハート」の鍵になるキーワードになりそうです。ポップな雰囲気のするエネルギーに溢れたスペクタクルを思わせるウェブサイト。

ミシュラン星レストランシェフ+世界を飛び回る有名実力派サーカスグループ+イビサ島ホテルというVIPな事実を考えると、チケットの値段もそれなりになりそうですが、こんな特別はコラボはもうこのチャンスを逃したら2度とないと、思います。

今後詳細が明らかになると思うので、興味のある方はぜひこちらの公式ウェブサイトをご覧ください。www.heartibiza.com

参考記事:www.gastroeconomy.com

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マドリードのおすすめスペインオリーブオイル専門店歩き!

スペインからのおみやげで一番喜ばれるものが国産オリーブオイル。ワインと違って何本でも持って帰れるので、旅行に行ったらおみやげに持って帰りたいと思う人も多いはず!
マドリードでおいしいオリーブオイルを集めているお店をご案内します。

エルコルテイングレス「グルメエクスペリエンス」
El Corte Inglés “Gourmet Experience”
最寄り駅:Callao, Nuevos Ministerios, Serrano, Solなど

エルコルテイングレスはスペインの高級デパートで国内の主要都市に拠点を持っています。
マドリードのエルコルテイングレスには、「グルメエクスペリエンス」というグルメ商材に特化した食品フロアがあり、Callao店、 Nuevos Ministerios店、 Serrano店などアクセスしやすいスポットにあるのでお買い物に便利です。国際オリーブオイルコンクールで賞を受賞しているものが多く取り揃えてあるので、失敗せずにおみやげを買うことができます。ギフトラッピングあり。フードコートになっているため、軽い食事も可能。
写真は、Callao店9階のフロアです。最上階なのでテラス席も素敵なので、記念写真を忘れずに!

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2014-10-04 ElCorteIngles2
オリーブオイルの他にも美味しいグルメ商材がたくさん!スペイン産だけでなく、国際色豊かなラインアップも。

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こんなにあると迷ってしまいますね。

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日本のメディアでも話題のCastillo de Canenaカスティジョ・デ・カネーナは様々な種類があります。右のボトルはオーガニックボトル。左のボトルは、Marqués de Valduezaマルケス・デ・ヴァルドゥエサ。

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Dauroダウロ、Marqués de Griñonマルケス・デ・グリニョンも日本にある有名ブランドです。

パトリモニオPatrimonio Comunal Olivarero
住所:Calle de Mejía Lequerica, 1, 28004 Madrid
最寄り駅:Alonso Martinez, Tribunal

地下鉄駅Alonso Martinezロンソ・マルティネス駅近くにあるオリーブオイル専門店。マドリードではここが一番種類が多い専門店です。試飲ができないのが残念ですが、大きいボトルからミニサイズまで色々あります。オリーブオイルソムリエコースの時に受講者のみなさんの情報によると、カスタマーサービスはあまりよくありません。私が日本販売を担当しているバレンシア園産地呼称最優秀賞を受賞したラルケリア(L’alqueria)エキストラバージンオリーブオイルもこのお店で購入することができます(在庫や種類が売り切れの時もあるのでお店でご確認ください。)

このエリアはおいしいバルやおしゃれレストランが多い私の1番好きなエリアです。チュエカ駅の周辺からカステジャーナ通りに向かったエリアや、アルフォンソ・マルティネスからチュエカ駅の間のエリアはまだガイドブックにはまだ載っていないない、おいしくて新しいレストランが増えてきているので、ワインが好きな方やグルメな方にはおすすめ。

ラ・チナータLa Chinata
最寄り駅:Chueca, Ibiza, Solなど

日本でも展開のあるChinata。フレーバーオイルや、オリーブオイルを使ったハンドクリームなど、オリーブオイルだけでなく色々な商品が置いてあるので、ここもおみやげに最適です。オイルはエクストラマドーラ地方収穫のオイルです。

サンアントン市場Mercado de San Anton
住所:Calle de Augusto Figueroa, 24, 28004 Madrid
最寄り駅:Chueca駅

2014年12月に新しくオープンしたオリーブオイル専門店です。オーナーの方は生産者ではなく、いろんな種類のオリーブオイルの販売をしています。エルコルテイングレスと商材はだいたい似ています。試食ができるのが、うれしいですね。

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2014-12-18 MercadoSanAnton6.41

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ご紹介したマドリードのオリーブオイル専門店は、すべて近くにあるので歩ける範囲です。
オリーブオイルの買い物地図はこちら。☆印がご紹介したお店です。クリックで拡大できます。

オリーブオイル歩きのマップScr Ruta Aceite 15.08.23

いかがでしたか?
ここだけの話、マドリードのこのような大きなお店に出荷しているオリーブオイルは、マーケティングや宣伝にお金をかけることのできる大きなオリーブオイルメーカーが多いです。(もちろん、そうでないメーカーもあります。)そのため、エルコルテイングレスに出荷していない美味しいオリーブオイルもスペインにはたくさんあります。その生産地区でしか手に入らないようなオリーブオイルこそ、本当はおいしいなんてことあるんですよね。オリーブオイルのお話は、また次回。

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LAに”ウォーター・ソムリエ”監修の「ウォーターテイスティング」コースが登場!

普段はスペインレストランやミシュラン星レストランについて書いていますが、今日はLAの面白い情報を見つけたので、その話題です。

ワインソムリエ、野菜ソムリエ、オリーブオイルソムリエなど、
いろいろなソムリエの資格がありますが、「ウォーター・ソムリエ」という資格があることをご存知ですか?

そう、「水」のテイスティングをするソムリエのことです。

去年の暮れから、ロサンゼルスにて、
アメリカ国内初の「ウォーターテイスティング」のコースが
始まりました。担当するのは、ウォーターソムリエの
マーティン・リーズ氏 (Martin Riese)。

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この新しい試みはLAのどこで行われるかというと、
ロサンゼルス現代美術館(LACMA)にあるレストラン
「Ray’s and Stark’s Bar」と、ロサンゼルスのファインダイニング
レストラン「Patinaパティナ」の2つです。

パティナはアメリカで約60店舗を展開するレストラングループ(PRG)で、今回テイスティングが行われるレストランは、ロサンゼルスのウォールトディズニーコンサートホールの第1階にあります。PRGは、ハリウッド俳優や政治家も訪れるという
VIPなレストランを展開しているそうで、写真を見ているだけでもその高級感が伺えます。


(写真は、「パティナステラ」レストランです。)

健康重視の食べ方が注目される中、
安全でおいしいお水について知識を高めることができるクラス
「ウォーターテイスティング」コースは、1コマ75分の授業で50ドル。

日本ではどこでも水道水が飲めるという利点がありますが、
海外は水道水はを避けて、ミネラルウォーターを飲んだり、
逆に衛生上の問題からボトルに入ったお水しか飲めない国も
少なくありません。

また、水の種類も、軟水・硬水、炭酸入り、炭酸なし、
レモン入り、レモンなしなどレストランで注文するときに
いろいろなオプションを選ぶことができます。

「Ray’s and Stark’s Bar」にいったら、お水のメニューは45ページにもなるそうで、日本のミネラルウォーターがメニューに入っているのか気になるところです。

ロサンゼルスに行った際には、ぜひ参加してみたいテイスティングコースです。

martin-reise

参考記事:
http://www.patinagroup.com
http://www.psfk.com