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新サンフランシスコ近代美術館のレストラン「In Situ」に世界のミシュラン星シェフの料理が集結!

みなさん、スペインよりこんにちは。

美術館は世界の有名なアート作品が集まる場所ですが、その料理版があったらどんなに良いでしょう。いつ訪れても、世界中の現代&近代の料理を代表する料理が食べられる、そんな夢のようなレストラン「In Situ」が2016年春アメリカ・サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)にオープンします。

○サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)
拡大工事に伴い、現在閉館中のサンフランシスコ近代美術館。完成予定日は2016年5月14日で、今までの3倍以上の広い展示スペースで作品を公開します。それに伴い、パフォーマンス、アート、フード、教育プログラムなどが新たに展開され、今まで以上のアクティビティを提案できるようプロジェクトが予定されています。そこに、世界で初めての(?)新しい試みとなるレストラン「In Situ」がオープンします。

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美術館のような新レストラン「In Situ」の仕掛け人のシェフの紹介です。

■Corey Lee(コレー・リー)シェフ
サンフランシスコのミシュラン3つ星レストラン「Benu」のシェフCorey Lee(コレー・リー)。
1977年韓国ソウル生まれ、ニューヨーク育ち。
アメリカ料理界の最高の賞ともいわれる「ジェームス・ ビアード(James Beard)賞」受賞。
「フード&ワイン」誌の「Best New Chef」受賞
サンフランシスコ「The French Laundry」、ニューヨーク「Per Se」にて勤務。
2010年自身がオーナーであるレストラン「Benu」をオープン。
2014年Corey Leeは「Benu」でミシュラン3つ星を受賞。
2015年自身の料理の哲学である「Benu」のコースメニューをレシピスタイルで紹介する本「Benu」を出版。Benuでは出身地である韓国をはじめとするアジアの食材をふんだんに使った料理を提供する。

corey lee

○すべてのレシピが有名レストランシェフのオリジナルレシピ
「In Situ」ではCorey Leeシェフのレシピはなく、全てのレシピが有名レストランシェフから学んだレシピという面白いメニューが準備されています。サンフランシスコ近代美術館のレストランシェフとして、アートキュレーターならぬ「料理キュレーターシェフ」を担当し、レストランはその”展示会場”になるという初の試みに挑戦します。

世界の有名レストランシェフのレシピを教えてもらうこと、彼らが研究を重ねてたどり着いた究極のレシピを伝授してもらうことは、初めにリクエストした時点で「それは機密事項だから」と拒否されるところですが、多くのシェフ(約80人はもうすでに了解済み)が「Corey Leeシェフだったら私のレシピを伝授して、彼のレストランでメニューとして料理してもらって良い」と承諾するほどCorey Leeシェフは世界中で高評価をされ、信頼を得ています。「20代に戻った気分だよ。尊敬する著名なシェフの料理が勉強できて」とCorey Leeシェフ。

この「In Situ」プロジェクトに参加する世界のレストランシェフ

カリフォルニアよりAlice Waters (Chez Panisse)、Thomas Keller (The French Laundry)
ニューヨークよりDominique Ansel (Dominique Ansel Kitchen)
日本よりHajime Yoneda (HAJIME)
ペルーよりVirgilio Martínez (Central)、Gastón Acurio
カナダよりMartin Picard (Au Pied de Cochon)
フランスよりOlivier Roellinger (Les Maisons de Bricourt)
スペインよりAndoni Luis Aduriz (Mugaritz)
デンマークよりRené Redzepi (Noma)

美術館にあるアート作品は他の画家が真似することも難しいですよね。Corey Leeシェフは来年のオープンに向けて現在フランス、イギリス、日本を訪れ実際に有名シェフのキッチンに行ったり、特別に有名シェフの一番弟子と会ったりしてレシピの修行中です。

日本からは、大阪・肥後橋「HAJIME」のオーナーシェフ米田 肇氏の和食の1品を学び、マンハッタンのレストラン「wd-50」のWylie Dufresneシェフ、香港ではベストレストランに選ばれたマンダリンオリエンタルホテルのレストラン「Amber」のRichard Ekkebus氏のウニを使った絶品、伝統的な中華料理を伝承するレストラン「Fook Lam Moon」の飲茶の一品を、ルイジアナ・クレオール料理のレストラン「Commander’s Palace」、Matt Abergelの和食料理店「Ronin」が協力の手を差し伸べています。

近代美術館のレストランが料理のアートキュレーションを行い、一つの場所でたくさんの料理人の味が楽しめる場所。来場者が見るだけではなく食べて楽しむことのできる、アクティブな参加型展示会のようなフードシーンになりそうで期待しています。

参考記事:http://www.wsj.com/articles/chef-corey-lees-imitation-game-1443804904

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世界でNo.1のレストラン「ノーマ」が2015年1月東京へ

イギリスの雑誌「Restaurant」で毎年発表される
ワールドベストレストラン50。
2013年はスペインのレストラン
「Celler de Can Roca」でしたが、
2014年はデンマーク・コペンハーゲンにある
「Nomaノーマ」と発表されました。
3年連続で1位であったノーマが、
今年また1位に返り咲き。

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世界一のレストランの気になるシェフは、この方。
René Redzepiレネ・レゼピシェフ。

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2015年の1月9日−31日には
マンダリンオリエンタルホテル東京へ
René Redzepiレネ・レゼピシェフ率いる厨房のスタッフが
全員派遣されます。
CNNによると、
グアテマラやメキシコ出身のスタッフの就労ビザが
取得できるかどうかが現在の問題点だそう。

※「ノーマ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」は、
予約が殺到したため2週間延長し2月14日までに変更しました。

2009年に京都菊乃井の主人、村田氏に会い、
「日本の豊かな食文化に感銘を受けた」と語るシェフ。
コペンハーゲンの自宅には、
みそやわかめ、ごまを常備しているとか。

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コペンハーゲンの有名レストランの味が、
東京にいても食べられるまたとないチャンス!
ランチ、ディナーそれぞれ50席と限定コースです。

ノーマパッケージの予約は、
マンダリンオリエンタルホテル東京ウェブサイト、
レストランNomaのウェブサイトにて受付中。

詳しくは下記リンクをご覧ください。
http://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/hotel-offers/noma/

コペンハーゲン発のVIPディナーパーティー「Dining Impossible」

最近ではネットワーキングイベントという言葉をよく耳にする。
今日は、ネットワーキングとミシュラン星レストランを
融合させ、新たなレベルへと展開させたプロジェクトについて。

開催場所は、ミシュラン星のついた一流レストラン、
参加者は世界各国から集まる美食家という
VIPイベントを主催するのは、
Bon Vivant Communications
(フランス語で”good liver”の意味、美食家)という
コペンハーゲンとバルセロナを拠点とする企業だ。
ハイエンドなレストラン、一流シェフ、高級ワインなどの
ブランドマネージメントを手がける。

Kristian Brask Thomsen

創立者の1人であるKristian Brask Thomsen氏は
当初知り合いを集め高級レストランで
ディナーパーティーを企画した。
回を重ねるうちに人が集まり、反響が増え、
世界ランキングで一位を獲得した
コペンハーゲンのレストランNomaや、
Geranium、 AOCでもネットワーキングイベントを続けた。
気がつけば香港やルクセンブルグから
ポップスターや、F1レーサーなど
有名人が集まるようになったという。

Noma Chef MADS REFSLUND
Nomaのシェフ、Mads Refslund。

イベント名は「Dining Impossible」。
現在では世界ツアーを企画しており、
5月には「DI6」in ニューヨークが行われた。

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「DI7」にはコペンハーゲン、
その後ストックホルム(スウェーデン)、
サン・セバスチャン(スペイン)、
秋にはアジアへと発展して行く。

ミシュラン星レストランの優雅な食事を目の前に
弾む会話の内容がとても気になる。

参考リンク:
http://bon-vivant.dk/dining-impossible-6-new-york-city